一般・患者さん

適応外使用の保険適用が認められたリウマチ性疾患に対する薬剤(2025.03.06)

適応外使用の保険適用が認められたリウマチ性疾患に対する薬剤
(いわゆる「55 年通知」に基づく医薬品の取り扱いをうけた薬剤と適用疾患)

社会保険診療報酬支払基金のHPより、抜粋(2025年3月現在)

薬効コード タイトル 事例内容
232 シメチジン 原則として、「シメチジン【内服薬】」を「PFAPA症候群」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
245 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム① 原則として、「メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム【注射薬】」を「脳炎・脳症」、「髄膜炎」、「肥厚性硬膜炎」、「脊髄炎」、「視神経炎」、「重症筋無力症」、「多発性硬化症」、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」、「ギラン・バレー症候群」、「膠原病・免疫性疾患」、「ベーチェット病」、「Bell麻痺」、「トローサ・ハント症候群」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
245 メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム① 原則として、「メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム【注射薬】」を「脳炎・脳症」、「髄膜炎」、「肥厚性硬膜炎」、「脊髄炎」、「視神経炎」、「重症筋無力症」、「多発性硬化症」、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」、「ギラン・バレー症候群」、「膠原病・免疫性疾患」、「ベーチェット病」、「Bell麻痺」、「トローサ・ハント症候群」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
245 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム② 原則として、「コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム【注射薬】」を「間質性肺炎」、「特発性肺ヘモジデローシス」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
245 デキサメタゾンパルミチン酸エステル 原則として、「デキサメタゾンパルミチン酸エステル【注射薬】」を「二次性血球貪食性リンパ組織球症」に対して投与した場合、当該使用事例を審査上認める。
269 メトキサレン① 原則として、「メトキサレン【外用薬】」を「乾癬」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
269 メトキサレン② 原則として、「メトキサレン【内服薬】」を「乾癬」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
333 ヘパリンカルシウム 原則として、「ヘパリンカルシウム【注射薬】」を「抗リン脂質抗体症候群合併妊娠」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
333 ヘパリンナトリウム 原則として、「ヘパリンナトリウム」を「抗リン脂質抗体症候群合併妊娠」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
394 コルヒチン① 原則として、「コルヒチン【内服薬】」を「ベーチェット病」、「掌蹠膿疱症」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 シクロスポリン② 原則として、「シクロスポリン【注射薬】」を「二次性血球貪食性リンパ組織球症」に対して投与した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 タクロリムス水和物② 原則として、「タクロリムス水和物【内服薬】」を「若年性特発性関節炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 ミコフェノール酸 モフェチル③ 原則として、「ミコフェノール酸 モフェチル【内服薬】」を「ANCA関連血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 ミコフェノール酸 モフェチル④ 原則として、「ミコフェノール酸 モフェチル【内服薬】」を「皮膚筋炎」、「若年性皮膚筋炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 ミゾリビン 原則として、「ミゾリビン【内服薬】」を「副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合の、腎炎における尿蛋白抑制効果又は腎組織障害の軽減」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399/422 メトトレキサート② 原則として、「メトトレキサート【内服薬】」を「多発性筋炎・皮膚筋炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 メトトレキサート③ 原則として、「メトトレキサート【内服薬】」を「若年性皮膚筋炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 メトトレキサート④ 原則として、「メトトレキサート【内服薬】」を「高安動脈炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 メトトレキサート⑤ 原則として、「メトトレキサート【内服薬】」を「ANCA関連血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
399 アダリムマブ 原則として、「アダリムマブ(遺伝子組換え)【注射薬】」を「小児の非感染性の中間部、後部又は汎ぶどう膜炎(既存治療で効果不十分な場合に限る)」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。
421 シクロホスファミド① 原則として、「シクロホスファミド【内服薬】」を「関節リウマチ」、「慢性炎症性多発ニューロパチー」、「免疫介在性ニューロパチー」、「多発性硬化症」、「重症筋無力症」、「ベーチェット病」、「ステロイド抵抗性膠原病」、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
421 シクロホスファミド② 原則として、「シクロホスファミド【注射薬】」を「ステロイド抵抗性膠原病」、「多発性硬化症」、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。

下記は、2025年2月20日に「薬事審議会において公知申請に係る事前評価が終了し、薬事承認上は適応外であっても 保険適用の対象となる医薬品」から「薬事審議会において公知申請に係る事前評価が終了し、その後、薬事承認された医薬品」に変更となりました。

一般名 販売名 追加又は変更予定の効能・効果
アダリムマブ ヒュミラ皮下注 40mg 既存治療で効果不十分なX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎