このたび鳥巣岳彦理事長の後任として、日本臨床リウマチ学会の理事長を拝命致しました。本学会は1987年に設立された「関西リウマチ学会」が発展して、1994年に日本臨床リウマチ学会と改称した伝統ある学会です。学会の目的を「リウマチ性疾患に関する臨床研究の進歩発展を図ること」に置いています。臨床研究を深く掘り下げて新しい知見を開拓し、また基礎研究の成果を臨床面に生かすことを目指します。総会、学会誌、ホームページによって、その成果を共有したいと思います。リウマチ性疾患患者さんを実際に数多く診ているリウマチ医が診療で得られた知見、経験した貴重な症例を発表する学会として、診療に役に立つ学会になることを願っています。
21世紀に入り、リウマチ性疾患の治療は大きく展開しました。生物学的製剤が関節リウマチで適応症が得られて以来、薬物治療によってその自然暦に介入できることが明らかになりました。重篤な副作用を回避しながら、これらの薬物を上手に使うコツを身につける機会を提供することも本学会の新しい役割になると思われます。
2002年からわが国でも展開されている「運動器の10年」の活動に積極的に参加し、国民の皆様への啓蒙に取り組み、患者さんのQOLの改善に寄与することも本学会の使命と考えます。
今後の学会の発展にご協力のほどお願い申し上げます。
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